Someday My Prince Will Come（５） (ページ30)

今日:23 hit、昨日:27 hit、合計:26,071 hit

230 ページ30

『私なんか…かわいくないよ…』

「あ……、それダメ。
私なんかとか言わないよ？」

コツンとおでこを合わせて、ジッと見つめると

「俺にとったら、誰よりもかわいいんだから…
好きな人の事、悪く言わんとって〜」

って。

『ばか…』

「ばかでいいです。ってかさ……もういい？」

ん？

「……そろそろ…ベッドに連れて行っていい？」

甘く囁かれて真っ赤になった私を、やっぱりクスクス笑いながらも

「初出勤…頑張ったご褒美。たくさん甘やかさなね？」

って手を引かれて寝室に連れてこられた。

涼太くんが触れたところがどんどん熱くなって……
全身が心臓になったみたいにドクドクいってる。

見つめらるだけでもう……涼太くんのペースに持っていかれて

何もかも、どうでもよくなってしまうくらい

涼太くんに夢中になって……

溺れてしまって………

自分が自分じゃないみたいなのに、怖さはなくて…
涼太くんの腕の中にいることが、ホントに幸せ。

大事にされてるって実感できるからかな…？

汗ばんで、しっとりしてる肌に手を伸ばすと

「どうしたの？」

って優しく微笑む涼太くん。

『なんか……触りたくなった……』

って言う私にキスをしてから、

「好きなだけ触り？」

ってクスクス笑って抱き寄せる。

肌を合わせるって、ホントに安心する……