Someday My Prince Will Come（５） (ページ28)

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『亜嵐さん！？』

って睨む私に、「ごめ〜ん！」ってテヘペロ……。
イケメンって…得だな。

「まぁまぁ……」

あ然とする私に、ケイジさんが穏やかに笑いながらもなぐさめてくれて、

「涼太って……俺らの知ってる涼太…？」

ここだけの秘密にしてあげるから、気をつけるんだよ？って。

「ちなみに、一番気をつけるの、亜嵐だからな？」

ってケンチさんは笑顔でイジってて………。

『亜嵐さん……お願いしますね？』

私のジト目に肩を竦めながら、「ホントにごめ〜ん！」って言うけど、悪い事したとは１ミリも思ってない感じ。

世界くんは一緒に笑いながらも、「俺の幼なじみで…」ってケイジさんやケンチさんに私を紹介してくれて、頭まで下げてくれたんだ…。

夜、仕事から帰って来た涼太くんにその事を話すと

「やっぱり、亜嵐くんは………亜嵐くんやな…」

って苦笑い。

「どうだった？」って、仕事の事を聞いて来て、スタッフさんのレベルの高さに驚いて、勉強になるって話したら

「ちゃうやん……。そこやないやろ？」

って眉を寄せる涼太くん。

『え？』

「え…じゃないよ………」

って肩を落として、

「怖くなかった？うちに帰って来るの…」

って。