Someday My Prince Will Come（５） (ページ23)

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「俺がAを支えるからさ…Aは俺の事、癒やしてよ」

そう言ってから、

「ちなみに、同居の条件は家賃や光熱費は俺が出すから、負担にならない程度の家事と……、朝、起こして欲しいなぁ……」

かわいくお願いされ、ダメ？って言われたら……

『ずるいよ……』

私の苦笑に

「イエイ！勝ち！！」

って笑う涼太くんは、ホントに嬉しそう。

『邪魔だなぁ～って思ったら我慢しないで言ってよ？』

私の言葉に、「はぁ？」ってホントに嫌そうに言ってから

「言うわけないやん…」

ってボソッと呟くけど

「じゃあ、Aもね？
言いたい事は我慢しないで言うこと！」

これ、条件に追加ね？って笑ってから、明日にでもお兄さんとお父さんの連絡先教えてな？って。

「俺、真面目やから…ちゃんと許可をもらいます」

…また言ってる……

って思ってクスクス笑ってたら

「声に出てんでぇ？」

って息もできないくらいにギュッと抱きしめられた。

苦しいって！って笑うと、涼太くんもケラケラ笑い…

「マジで幸せやなぁ…」

って呟いて、目を瞑る。

お互いに、おやすみを言って……穏やかに眠りについた。