Someday My Prince Will Come（５） (ページ22)

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「俺さ……引っ越そうと思ってるんやけど……もう、一緒に住んじゃう？」

『それは…ダメだよ……』

「なんで？」

『涼太くん…写真とか撮られたら困るでしょ？』

撮られないようにすればいいじゃん？って…それは大前提だけど……。

「ね、本気で考えよ？同棲……じゃなくてさ、同居！」

シェアハウス的に考えよ？って笑顔。

涼太くんも、もう少し広い部屋に住みたいし、もう少し事務所から近いとこで……って考えてるみたい。

「とりあえずさ…しばらくここから通おうよ。
ここなら…暗くても来れるでしょ？

ってかさ…俺と住めば、怖くないって事じゃん？

俺が、泊まりで仕事の時は、駅からタクシーで、そうじゃないときはこうやって一緒に寝れば怖さも半減でしょ？」

優しい声で言う涼太くんを、腕の中から見上げると、「どうだ！文句ある？」ってドヤ顔。

『それ、涼太くんにメリットある？』

不安になって聞くと

「メリットでしかなくない？
大好きな彼女が待つ家に帰れるんでしょ？最高じゃん！」

ってご機嫌な笑顔。