Someday My Prince Will Come（５） (ページ17)

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まぁ…確かに緩々だ……。
すぐにでも結婚してもいいとか、一緒に住めば…とか。

二人で苦笑いしてたとこに涼太くんが到着して、

「お疲れさまです」

って世界くんに先にペコリと頭を下げると、私の横に座って

「決まったの？」

って微笑む。

世界くんは

「二人していい顔しやがって…」

って眉をひそめてから

「Aちゃんの音、前々から欲しがってたからな、高橋さん」

って笑うと

「高橋さんか……すごっ」

って涼太くんが驚いてる。

「そりゃあ、即採用だわ……」って笑い、高橋さんに認めてもらってるなら、何も心配いらないと思うよ？って。

『すごい人なんだね…』

って呟くと、世界くんが

「すごい……っていうより、オタクっていうか、変態だな」

って笑ってから、帰るぞ～って立ち上がる。

世界くんが会計してくれて、呼んであったタクシーに私と涼太くんを突っ込むと

「涼太がいるなら、俺は事務所に戻るな？」

って、歩いて帰って行った。

……やっぱり、事務所の近くでひとり暮らしだな～。
世界くん、私の事優先しちゃいそうだし…。

なんて事ないよ？って言うんだろうけど…