Someday My Prince Will Come（５） (ページ1)

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『じゃあ、明日ね』

って電話を切って、おはよって言うと

「おはよ…」

って言いながら、体重をかけてくる。

『重い……』

って苦笑しながら、『お腹空いたね？何か食べる？』って聞きながらキッチンへ動こうとすると

「あぁ……やっぱり一晩たったらデレが消えてる……」

って拗ねた声。

『食べるの？食べないの？』

「食べる………ってかさ、電話……誰？」

相変わらず拗ねながらついて来る涼太くんから聞かれ、世界くんとの電話について話すと

「事務所で働くかもってこと？」

って首を傾げる。

『まだわかんないけどね？』

って言うけど、

「うちの制作…男ばっかだよ？」

Aの耳とセンスは確かにいいけど……心配だなぁ…って。

『私、小さい時からお兄ちゃんと一緒に男の子とばかり遊んで来て……何気に女の子の集団苦手だし…その方が楽かも』

って話すと、

「いやいやいやいや……待て待て！

ちゃうやん！ちゃいますやん！！」

『関西人の全力ツッコミ……すごいね』

って笑う私に

「アホか！」

って呆れながら「そこちゃうやん！」って。

「変な男に言い寄られたらどうすんの？って話やろ？」