Someday My Prince Will Come（４） (ページ47)

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慌てて背を向けるけど

「全身くまなく見てるのに？今更じゃん？」

ってケラケラ笑って……

「Aも入る？」

って。

私からけしかけた２回戦…。

涼太くんから与えられる刺激に、ワケがわからなくなるまで翻弄されて……

全身トロトロに溶かされながら揺らされてる間、

「今更だけど……Aって呼んでいい？」

って確認されて、息も絶え絶え返事した瞬間を思い出してジタバタしそうになりながら、

『うん………』

ってだけ言ってリビングへお泊りセットを取りに行って…浴室に入ろうとした瞬間、

「A？なんか……怒ってる？」

……俺、無茶しすぎた？って弱々しい声で後ろから抱きしめられた。

『スキンシップ……弱いみたいって言ったじゃん…
恥ずかしいの！』

って言って腕から逃げて浴室に閉じこもり、鍵をかけた。

「逃げんな～！」

って言う涼太くんの声は明らかに笑ってて……

「鍵かけることないじゃん！」

って楽しそうに言ったあと、パタパタと足音が遠ざかる。