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「Aちゃん泣かしたら、涼太に怒られるじゃん!」
あいつ、結構毒吐くんだから!って大笑いしながら、頭を優しく撫でて……。
「ちなみに…明日の出発早いから……早く泣き止まないと、ブッサイクな顔でヒロさんに挨拶だよ?」
って。
出発時間を聞いたら、早朝…………。
それ、早く言ってもらっていいですか……?
涼太くんの部屋に行く日を考えても……世界くんと出かけてたら用意する時間ないじゃん。
『買い物行って来る…』
ってカフェを出て、最近、服も買ってないなぁ…って数着購入。
冗談抜きで…そろそろ破産かも………
カフェは……基本、お兄ちゃんだけでまわるから…
私が仕事に出るのって、お兄ちゃんが用事ある時くらいで…
今の私の収入、高校生のバイトくらい………。
仕事…探さないとな…ホントに。
今度、学生時代にバイトしてたお店に聞いてみようかな…なんて考える。
世界くんに、涼太くんとのデート服買ってって言ったら、なんて言うかな……。
あ…けど…外でデートってできないか……
わぁ……今、そんなおしゃれしなくていいの楽って思っちゃった私は……
女の子として終わってるかな。
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作者名:ひな | 作成日時:2022年12月23日 20時