Someday My Prince Will Come（４） (ページ12)

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『嫌じゃないけど……』

「なら良かった……。嫌だって思うことがあったら言ってね？」

嫌って言わない限り、好きにします！って笑ってる。

涼太くん。ホントに全開だ………。

タクシーを待たせたまま、家に上がると、

お兄ちゃんとお父さんに「やっと彼女になってもらえました！」

って報告してから、

「今度、改めてちゃんと挨拶に伺います」

って頭を下げた涼太くん。

「君なら、全然オッケー！」

酔って陽気になったお父さんと

「面倒くさい奴だけど、頼んだ！」

ってこちらも陽気なお兄ちゃん。

フラつく隼くんを抱えて玄関で靴を履きながら、

「お父さん達、酔がさめても記憶あると思う？」

って苦笑してるから

『どんなにグダグダになるまで飲んでも、記憶は無なくさない厄介なタイプ！』

って教えると、

「あら〜、それは厄介」

って笑いながらも

「早いうちに挨拶に来るね？」

って言うと、

「頼むから歩いてくれ…」って隼くんにボヤきながら帰って行った。

翌朝、涼太くんから、隼くんがコーヒーを淹れながらピースサインしてる写真が送られてきて、

［こんな笑顔だけど、二日酔いで頭が割れそうらしい］

って。

〚会議、大丈夫かな？〛

［役に立たない自信はあるらしいよ？］

〚それは大変！〛

お父さんが……ホントに申し訳ない………

隼くんにも直接ラインしたけど、大丈夫だよ～って返ってきて

今度、涼太くんと３人でご飯いこうね？って。