Someday My Prince Will Come（４）

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涼太くんはパタパタと動き回り………一段落したみたいで

「ライブとか、地方に行くのは楽しいのに…
帰ってきてからの片付けが嫌だ………」

ってソファーで伸びてる。

『コーヒー、淹れたよ？』

料理の合間にソファーに持って行ったら、ちょっとウトウトしてて………

「ごめん……寝てたぁ……」

って起き上がる。

『大丈夫？』

「大丈夫！ってか、また寝落ちなんかしたら、今度こそ立ち直れへん…」

って、カップをテーブルに置くと、私の手を掴み、ジッと目を見つめる。

「ねぇ……教えてよ………。どこまで現実？」

涼太くんに見つめられて……
目が離せない…………。

『どこまで覚えてる？』

「一緒に俺の部屋にきたよね？」

『うん、行ったよ…』

「一緒に……飲んだよね？」

『飲んだね………』

「俺の事………好きって言って……くれ…た……？」

『何でそこは自信なさそうなの？』

これでもかってくらい眉を下げて、情けない顔してる涼太くん。

「だってさ………俺の妄想………ってか、勝手にそうだったら良いなって見た夢だとしたら………」

『涼太くんのこと、好きって言ったよ…』

涼太くんの目を見て言うと

「夢じゃない？」って目をキラキラさせて…。