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まだまだコーヒーで盛り上がるお父さんとテツヤさんに挨拶してカフェを出ると

「まだ……バス乗れないの?」

って悲しそうな顔。


『うん……。電車や車は平気なんだけどね〜。
暗くなると……ひとりで歩くのもちょっときびしくて……』

「あ……ごめん。俺が、待っといてって言ったから……」

『そんなの気にしないでよ。
もともと今日は、ラストまで居て、お兄ちゃんに送ってもらう予定だったし。
世界くんに久しぶりに会えたから嬉しいし?』

そう言って笑う私に

「相変わらずいい子だな?」

って笑う世界くん。


『そんなかわいいいい子を振っちゃう人もいるけどね〜』

って笑うと、すごく困った顔して肩を落とし

「あぁぁぁ……」

って眉を下げる。


『ごめん、ごめん。
今ならわかるよ…?
私、完全にお子ちゃまだったし…
もうさ、私達家族みたいだもんね……。
恋愛対象にならないの…わかるよ』

クスクス笑いながら世界くんの腕を手を伸ばすと

『初恋は実らないって言うしね〜』

って腕を組んで歩き出す。

「そうだな……家族なんだよなぁ〜。
あの頃の俺には近すぎてさ……
まぁ……それは今もだけど」

組んだ腕も嫌がらずに、歩いてくれる世界くん。

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作者名:ひな | 作成日時:2022年11月21日 21時

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