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そうこうしてたらお兄ちゃんが迎えに来てくれて…
私とお兄ちゃんと世界くんの3人でテツヤさんに頭を下げてアメコを後にする。
世界くんの腕に掴まりたかったけど…
この辺は世界くんのホームなわけで………
仕方なくお兄ちゃんの腕を掴む。
「ホントは世界の腕がいいんだろ?」
茶化すお兄ちゃんの足を踏みつけ…当たり前の事を言うなと意見してたら、
「どうぞ?」
って世界くんが腕を差し出すから……
喜んで絡めて3人で腕を組んで歩いた。
駅まででいいよって言うのに、二人ともにアパートまでついてきちゃって…。
結局、2人ともご飯を食べてから帰って行った。
隼くんに心配かけた事を謝って、いろいろありがとうってラインしたら、
それには触れず、ツアーに招待するから来てねって…。
私のまわりは優しい人ばかりだ。
あの日以来、隼くんと仲良くなっちゃって
毎日のように連絡を取る。
男女の関係……というよりは、兄妹みたいな…
親友みたいなポジションで、
ついに恋愛の相談をされた。
恋バナって…梨花ちゃんとしかしたことなくて…
相談されるとか…
正直、テンション上がっちゃう。
なんか…ホントの友達になったな…っていうか。
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作者名:ひな | 作成日時:2022年11月21日 21時