Someday My Prince Will Come (ページ17)

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スマホを受け取り、世界くんに返信してたら、すごく仲良さそうに話してるお兄ちゃん達。

『なんか、仲良しだね？』

スマホからちらっと顔を上げてお兄ちゃんに聞くと

「あれからテツヤさんが店に通ってくれて……
隼がついてくるようになって…
隼ひとりでも来るようになって…って感じだな～」

って説明してくれた。

コーヒー好きが講じてお店をオープンしたらしいけど、しょっちゅうここに入り浸ってるらしい。

自身のお店はテイクアウト専門って言うから、納得だけど。

「まぁ……好きな物が一緒って……そりゃねぇ〜」

「何気に共通の知り合いも多いし
なんてったって…俺ら、同じ高校！」

「そりゃもう、仲良くならない理由なくない？
イケメン店員の顔見に来なきゃでしょ！」

って。

『横須賀…ですか？』

「そっ！」

そんなんだ………それはすごいかも。

『隼くん……もアーティストだよね？
なんだっけ………』

「ジェネレーションズ！」

『あ…ごめん』

「EXILEにしか興味ない？」

悲しそうな顔してる隼くんに、ごめんねって謝ると

「隼、違うよ？
EXILEにしか興味ないんじゃなくて、世界にしか興味ないの！」

『そんなことないよ？テツヤさんは知ってたもん』

「じゃあ、他のメンバーは？」

『顔と名前はわかる…！
っていうか、隼くんの名前も知ってたじゃん？』

「EXILEのオーディションに出てたからだろ？
…はい、図星！」