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「びっくりした〜！
同級生…で止まったから………それにしては若いと思って！」
「ん………と、６個下…？だっけ………？
え……何歳になった？」
『２０歳になったよ？』
「マジか……２０歳………お祝いしないとだなぁ〜。
あ…そうだ、就職も決まったんでしょ？
就職祝いもだな〜」
欲しい物考えてといてって優しく笑う世界くんだけど、すぐに
「申し訳ないんだけど、これのここ…ちょっとイジってくれない？」
ってパソコンとヘッドホンを差し出す。
『嘘でしょ？ここで？』
「うん、ここで」
『人使い荒すぎ…』
って言いながらも、世界くんの頼み事なら断れないじゃん……。
すでに立ち上げてあった画を見て、言われてたところの少し前から再生する。
『ご希望は？』
「ん……踊って気持ちいい感じで」
『……それこそザックリ〜』
「秒数はイジれないから…そのままの長さで」
『タイムリミットは？』
「あと１時間」
鬼だな…。
トップラインを変える余裕はないかな…
もう１度聞いてから、まず、ドラムのリズムを少しずつ変えて……
パチパチとキーボードを叩く私の横で微笑んでる世界くんに、
『世界くん……ちょっと近い…！』
って言うけど
「珍しくテレてる…」
ってニヤリ。
『途中でやめてもいいんだけど？』
「ごめんなさい…お願いします」
『今度……同じヘッドホン買ってね。
誕生日プレゼントとは別だからね？』
「はぁ〜い、かしこま〜！」
はじめは横で作業を見てたけど、気付いたらゲームしてるし……
さすが、オタクなゲーマー。
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作者名：ひな | 作成日時：2022年11月21日 21時
