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『ひど……。
カウンターの中で洗い物してたけど?

もぉ〜お兄ちゃんしか見えてなかったの?』


「いや、やめて?
そういう趣味がある人みたいな言い方しないでよ」

苦笑する世界くんがカップに口を付ける。


『ねぇ……世界くん。
そのまま歩いて来たの?』


「ん?そのままって……?」

『変装もせずに…ってことだよ』

「別に声かけられたりしないしな……」

って笑う世界くんは、兄の幼馴染だ。


有名人なのに、全く気取らない優しい人で

『世界くん……オーラないからね……』

って言う私の発言にも嫌な顔せず、

「ちょっと!?Aちゃん?」

とかって笑ってくれる。


好きな物には拘るけど、その他はどうでもいいらしい……ってお兄ちゃんがいつも言ってる。


「あぁ……Aちゃんがいるなら…
パソコン持ってくれば良かったなぁ〜」

って言う世界くんに、どうして?って聞くと


「聞いて欲しいのあったんだよ………」

って。


「今日、ずっといる?」

『うん。課題するだけだから……暇だよ?』

「じゃあさ、また後で来るから……
時間ちょうだい?」

って手を合わせて拝まれる。

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作者名:ひな | 作成日時:2022年11月21日 21時

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