心のままに 12 (ページ2)

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「あんまジロジロ見んな！」

ってナオトさんが背中に隠してくれて

「俺の大事な妹なんだから〜」

って。

「ちなみに俺の娘だからね？」

ってタカヒロさんも言うから、

「そうなると、俺もタカヒロくんの息子？」

って二人で楽しそう。

「俺の最高のピアニストなんだけど……

事務所の総務でバイトしてるっていう、

おもしろい肩書きのAちゃん！

まぁ……お前らにとっても家族みたいなもんだから……

これからも頼むね？」

ってタカヒロさんが紹介してくれる。

「え？うちのバイトさん？」

って驚く登坂さんに

「ちなみに、超ハイスペックなバイトさんだかんね〜」

って、なぜかナオトさんがドヤ顔。

「そうだ！ジェネ、挨拶来た？」

って私に聞くタカノリくんを見て

クスクス笑うタカヒロさんが

「まだだよ…ね？Aちゃん？」

ってニヤリ。

「ん？ジェネ？何で？」

「ファンなの？……あ、玲於と友達なんだっけ…？」

ボーカルのお二人が聞いて来るけど……

どうしたらいいものかと思案してると、

ノックとともに

「おはようございま〜す！

……って……せま！」

って笑う亜嵐くん。