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涙を拭われ、「お願いやから…泣き止んで?」
って眉を下げてるのがかわいくて……
もう一度……今度は私からキスをすると、
そのまま噛みつくようにキスをされて……
「ベッド行くよ?」
って抱えられた。
タオルで包まれ、ベッドに降ろされると
額を合わせて微笑んでから
「ごめん……
余裕ないかも……」
って色気たっぷりの目で見つめてくる。
至近距離で見つめられて…
心臓がうるさい……
「泣き止んでくれて良かった…」
って言うけど、すぐに
「また啼いちゃう事になるけどな?」
ってニヤリと笑い………
全身にキスが降ってくる。
「好きだよ?」
って言葉に、また泣きそうになりながら
全身で涼太を受け止めるけど……
何度も愛され
ベッドに沈んだ私を
優しく抱き寄せる涼太は余裕そうで………
ホントに余裕がなくなったのは私の方。
「ん?」
って澄ました顔しながら
息が整わない私を優しく撫で……
「何?」
ってクスクス笑う涼太が恨めしい…。
『涼太……余裕ないかもって言ってたのに…』
「言ったね〜」
『余裕そうじゃん…』
そうジト目で言うと
「余裕あるように見せるのは得意やで?」
って微笑んで
「あのな〜?
好きな女の子抱いて、ホントに余裕なヤツ…
おらんと思うで?
……かっこつけたいやん?」
って…。
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作者名:ひな | 作成日時:2022年11月11日 18時