あなたに会えたから８ (ページ46)

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お酒が進んで、だんだんとバラけて来たとき、

「あっ！やっと見つけた！！

ちびっこ！元気？」

ってテツヤさん。

今日、ここに来ることを隼君に聞いてたみたい。

「っていうかさ……なんか…大きくない？」

クスクス笑って、私の足元を見る。

盛りすぎだよ～っていうと、それでもこのサイズ感ってウケるね？ってずっと笑ってる。

「そういえば……もう聞いた？ホントにEXPGで働かない？

ちびっこなら、俺も嬉しいけどな～」

って思い出したように言うから、

『私で務まります？』

って聞くと、

「俺が会って話したことある印象と、隼からきく話と……ちゃんとおんなじだからさ…ちびっこのこと、信用してるけど？」

ニコニコ笑顔で「涼太と相談しながら、前向きに考えてみて？」って。

『ハイ』

って答えると、テツヤさんは「またね！」って、EXILEさんの輪の中に戻って行った。

望月さんと佐々木さんと３人でドリンクを取りに行くと、マコト君と北人君が近くに来て

「姐さん！」

って、声をかけてくれた。

「めちゃくちゃかわいいですね！」

って褒めてくれて………

『お世辞でも嬉しいよ…』

って言うと

「や、マジです！」

って力説してくれたけど……。

馬子にも衣装だよね…よくわかってますよ………。

「ジェネさんと来たあのかわいい人、誰？

って、後輩達も噂してましたよ？」

………ホントかなぁ……。

「あ……その顔は信じてないですね……」

クスクス笑ってる２人の間から

「ハイ、もう返して〜」

って涼太さん。

「A、もう帰ってきて？もう限界……」

って、ちょっと不機嫌そうに言うと、

望月さんたちにも

「お世話になりました」

って頭を下げる。

「無自覚でこれやから……片寄さんも苦労しますね？」

望月さんがニヤニヤして言うと

「ホントに………。

マジで分かってないもん……自分のこと」

って、ため息の涼太さん。

「自覚されても困るのかもしれんけど……」

って言ってから、

「もう、スタッフもアーティストもバラけてるから、えぇやろ？

心配やから…近くにおって？」

って。

２人でフロアの隅に移動すると、

「A座り？そろそろ足、痛いんちゃう？」

って……イスを持ってきてくれた。