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「ほら…あの辺りなんて、すでに出来上がってんで?」

見ると隼君がかなりベロベロになってメンディさんに絡んでいて…

望月さんと顔を見合わせて笑う。


「あれ?そういえば、佐々木さんは?

3人でいると思ってたのに」

って、ライブにはいましたよね?って涼太さんが不思議がる。


「佐々木ね、ちょっと体調悪くて、帰ったんですよ〜。

すごい残念がってたけど…」

って。

大丈夫なんですか?って心配そうな涼太さんに、

「寝たら治るし、王子が心配してたって言ったら一発で治ると思うから」

って笑って返す望月さん。


「あ!A、佐々木さんの連絡先分かる?」

私のスマホを出して、「ハイ、写真撮って〜」って笑顔を見せると、それを佐々木さんに送って!って。

写真の後、メッセージも涼太さんが作って送って、


「うわぁ……佐々木、特別扱いやん!

泣いて喜ぶんちゃう?」

望月さんもニコニコしてる。


「Aの事たくさん守ってもらったから……

特別です!」

ってニコニコしてる涼太さんは、「望月さんも俺の写真、ほしいですか?」ってふざけてて、

「申し訳ないけどいりません!」

って笑って拒否して、ひど〜っ!!って大笑い。



涼太さんが、一緒に並んで座ってビールを飲んでるから

『戻らなくていいの?』

って聞くと、もう挨拶まわりは終わったからいいの!って。

「俺もなんか食べ物持ってこようかなぁ…」

って涼太さんが立ち上がったのを

「片寄さん?今行かん方がえぇんやないですか?」

って望月さんが声をかけて止めて、

「え?………あぁ…マジか……

ありがとうございます」

って苦笑い。



ケータリングの方に背を向けるように座って、私の方を向くと、

「気付かんかったことにしとこ〜」

って、ちょっと小さくなって、私のお皿の唐揚げをつまむ。


私が不思議そうにするから、クスクス笑いながら、

「ちょっと苦手な人がおんねん……」

って。

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作者名:ひな | 作成日時:2022年5月13日 23時

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