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さすがにお父さん達の会話に入れず、キョロキョロしてたら、

「え?姐さん?」

軽く変装してるけど、オーラがだだ漏れの3人組は、ランペのスリボと言われてる皆さん。


「うわぁ……マジか!

やった!!一緒に座りましょ〜!」

って、隣に座る北人君と、その後ろから

「ホクちゃん、目立つからあんまり騒がんといて……」って呆れている……えっと………


「あ、川村壱馬です……」

ペコリとする壱馬君と

「どうも〜!!陸です!」

って笑顔の陸さん。



「姐さん……でもいいですか?

まこっちゃんが、レオさんに話す時、ずっと姐さんって言ってたから……」

って、低くていい声で話す壱馬君。


『姐さんで大丈夫です!

マコト君やレオ君と仲いいんですか?』

って尋ねると、

「レオさんにはホントによくしてもらってて…」

ってにっこり笑顔。



「涼太君の彼女さんですよね?うわぁ〜感動だぁ〜」

って、ちょっとテンションが高い陸さんだけど、俺も姐さん呼びがいい!って………。


「陸さんは、姐さんより、年上ですよ?

姐さん、レオさんや隼さんと同じだから……」


って北人君が言うけど、

「先輩グループのボーカルさんの彼女だよ?

そりゃ、年齢関係無く、姐さんだよ〜」

ってケラケラ笑う。



『なんかよく分からないけど……好きに呼んでください』

って答えたら、はい決定!ってニコニコ。


お父さん達もまわりの方とうれしそうに話していて、時々手を振って、

「あの子が娘です!」って紹介されたりして、開演を待つ。

「姐さんって、ジェネさんのライブ見たことあります?」

スマホをかるくイジりながら聞く北人君に


『裏にはいたんだけどね……。見るのは初めてなんだ……』

って答える。


「じゃあ、涼太さん、今日は気合い入りまくりでしょうね!」

笑顔いっぱいの北人君は少し眩しい……。

『北人君…ちょっとオーラ抑えてくれる?』

って苦笑いしたら、抑えるほどないですって〜って……。


いやいや……スリボが揃ってる時点で、かなり危険だけど………。


幸い、まだまわりの人には気付かれてないみたいで、陽気なおばさまたちの集まりの影に隠れてひっそり座らせてもらってる。

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作者名:ひな | 作成日時:2022年5月13日 23時

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