あなたに会えたから７ (ページ16)

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「わかってるよ……

これからはちゃんとするから………」

涼太さんも、私が何を言いたいか最初からわかっていて…

「ここ一週間くらいは特に忙しくて、ホントに何もできなかったんだよ…

体調も悪かったから、帰ったら寝るだけで……

その前は……Aの想像通りだと思うから……

ごめんなさい。

けど……これからは、ホントにちゃんとします！

心配かけるような事にならないようにするから………」

って。

『約束だよ？』

「うん…約束する。

だってさ……

せっかくAに会えても、俺がちゃんとしてなかったら、いちゃいちゃする時間が少なくなるやん……？

A、俺より片付けに夢中になりそうやもん」

って苦笑する涼太さん。

『え？そこ』

って、呆れそうになったら

「冗談やって……。

Aは家政婦やないんやから……ホントは家事とかせんでえぇねん……。

これからは、ちゃんと食べるし、ちゃんと寝るし……

掃除も洗濯も…それなりにがんばるから…」

私の目を真剣に見てそう言うと、

「Aは、俺の側にいてくれたら、それで十分」

って、優しく抱きしめた。

遅い昼食は簡単に済ませて、洗濯と平行して部屋の片付け。

涼太さんも動こうとするから、寝室でちゃんと寝るように言った。

かなり渋ってたけど……

新しいスマホのＩＤと、今住んでるところの住所を知らせ、更に数日はここにいるって約束して、納得してもらった。

明日は、大事な仕事らしいし…ヒロさんとの約束もあるし……

ちゃんと寝て、完全復活するって寝室に入っていった涼太さん。

トボトボ歩くうしろ姿に……萌えたのは内緒の話。