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ありがとう。/神山智洋 ページ4

Aside




「ゴホッゴホッ」



最悪だ。



なんとデートの日に限って風邪を引くという。



ほんと私はついてない。



しかもこの後10分後ぐらいにとも君が迎えに来てしまう。



しばらくとも君は忙しく、久しぶりのデートだった。



「はぁ」




すると、







ピンポーン








「来ちゃった…」








でも出ないのはおかしいから、






「はあい」





ドアを開けると、





神「行けるー?



  って、大丈夫!?」





すると、とも君はそそくさと私を抱きかかえベットに向かった。









「と、とも君」









神「ん?」









「ごめん」









すると、とも君はため息をついた。






やっぱり迷惑だったんだ。







そんな私の心配を読みとったのか、






神「ちゃうよ。

  おれはAの彼氏やから、助けてあげるのが当然やねん

  やし、ごめんよりも、ありがとうがいいな」









私はこれ以上の人に出会うことはないだろう。









「ありがとう」

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作者名:妃菜 | 作成日時:2018年12月18日 1時

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