たんぺんしゅう (ページ2)

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誕生日。/重岡大毅ページ2

Aside

今日は私の誕生日。

なのにも関わらず、隣でテレビを見て爆笑している男。

え、誕生日忘れちゃったの？

なんて思ってしまう。

いや、確かに彼女の誕生日を絶対にお祝い
しなくちゃいけないなんて制度無いけども。

やっぱ
お祝いしてほしいやん？

もういいや。
と思いさっきまで飲んでいたカフェラテのマグカップを
洗おうと思いキッチンへと行った。

はぁー。

こんなため息も何回目か分からない。

そんなことを考えているうちに
洗い終わり、さっきまで座っていたソファーを見ると
大毅が居ない。

え、
寝たん？

うそやん。

まじか。とか思い
ふとテーブルを見ると
なにやら包装された箱が。

おそるおそる近づいて見ると

その箱に付いているおしゃれなカードに
happybirthday‼

って。

開けて見ると、小さなハートが付いたネックレスが。

「え、うそ。めっちゃ可愛い、」

お礼言わなきゃと思い、
立ち上がってパッと後ろを見ると
大毅が立っていた。

「びっくりした…」

私がありがとうと言おうとすると、

重「ほんまはもっとはよ渡すつもりやってんけど、なんか恥ずくてさ。」

なんて言い、後頭部を掻く大毅。

それを聞いた私は

普段私達の間では出ない

「大好き」

を伝えたくなったから

「大毅、ありがと。大好きだよ。」

すると、

重「お、お、俺もやで、」

なんて。

ほんまシャイ岡やなぁ。
なんて思っていた私がバカだった。