こんな感じで。/重岡大毅 ページ1
Aside
「ただいまー」
だれも居ない家に一応挨拶をする。
着ていたコートをソファーの上に置き、
数時間後に帰って来るであろう、
彼のためにハンバーグを作る。
ほとんど完成し、
彼が帰って来るのを待とうと、ソファーに掛けたコートを
寝室のクローゼットの中に片付けようとしたその時、
ガチャ
彼が帰って来たようだ。
「おかえり」
重「おー。ただいま！
今日ハンバーグやんなぁ！
その為に仕事頑張ったわ！」
なんて、ホントに五歳児みたいな彼が可愛く、
クスッと笑ってしまう。
私の笑い声が聞こえたのか、
真剣にハンバーグを見ていた目を
ギロッとこっちへ向ける。
重「今、わらったな？」
いつもより少し低い声で聞いて来るもんだから
すこし怖くなる。
3秒ぐらいの沈黙が続いた。
すると彼は、
重「そんな奴にはな、」
いつもの大毅くんとは違いすぎて、
本当に怖い。
「そ、そんな奴には？」
重「こちょこちょの罰じゃ！」
なんて言い、私を追いかけて来る。
「来ないで！笑」
重「いひひひ笑Aの顔やばかったでぇ笑」
この人は本当に五歳児だ。
「も、ほんとひどい。」
すこし、拗ねている私を見て笑う彼。
本当にひどい。
まぁ、そんなとこが好きなんだけど。
重「A」
彼が私を呼ぶ。
「なに？」
重「好きやで。」
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作者名：妃菜 | 作成日時：2018年12月18日 1時
