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149話 ページ3

森「今入ってきた情報なのだけどミミックとうちの戦い終盤に差し掛かっているのを見て他組織が奇襲を計画しているらしい。地図を送るから良ければ手助けに行ってあげてくれないかい?」

【良ければ】?

A『森さん、真逆貴方全部分かってて!』

森「太宰君にも同じ事を云われたよ」

A『私を…護衛にさせたのは織田作さんを止めさせない為ですか…』

森「就職先を斡旋したかったのは本当だよ。Aちゃんを手助けしたかったからね…でもAちゃんが云った思惑があったことも確かだ」

A『如何して…!!!』

森「織田君しか敵の頭とやり会えないからだよ。合理的に考えてそれしかない」

A『信じられない…森さん、貴方本気で云ってます?!』

森「本気だよ」

A『【良ければ】なんて言うって事は太宰さんの事を見捨ててもいいって事ですか!?』

森「太宰君も相当怒ってたからね。私の命令はもう聞く気がない様だし…」

A『あとの話は帰ってから聞きます…それでは』

森さんからの返事を待たずに電話を切る

A『太宰さん、織田作さん…!!』

急がないと、速く!!

走り出して数分、地図の場所付近まで来た

奇襲を仕掛けようとしている敵も見える

A『ハッ…ハァ…そんな事…ッ許さない…ッ』

片っ端から敵を倒していく

異能力者は居ないみたいだ

敵を倒し終わり建物の中に入る

中はミミックの沢山の屍が転がっていた

階段を駆け上がる

大きな部屋に出た

銃声は聞こえない

倒れている織田作さんとミミックの長、そして座り込んでいる太宰さんが居た

A『ハァ…ハァ…ッだざい、さん…』

息切れが激しい、上手く声が出ない

太宰「A…」

A『織田、作さん』

織田作さんの倒れている床に大きな血溜まりが見える

A『間に、合わなかった…』

太宰「A」

A『ごめんなさい…太宰さん、織田作、さん…私が…もっと、もっと…っ』

太宰「中島Aっ!!!」

A『!!!』

太宰「いいかいA!自分を責めたって始まらないし織田作が生き返る訳でもない!!」

太宰さんが泣いている

私も涙が止まらない

太宰「自分の信じた道を進むしか無いんだよ」

A『太宰さんの信じた道、って?』

太宰「…秘密」

A『?』

太宰「今はただ泣こう。ね…?私だって悲しいんだよ…」

A『うぅ…ぅっ』

その後私はわんわん泣いた。

何時間も何時間も、下手したら太宰さんよりも泣いていたかもしれない。

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(プロフ) - 初めまして、面白くてpart 1から一気に読んでしまいました。展開や絡みが好きです。過去に中也と会った所は好きですね。これからの太宰さんとの進展も気になります。更新楽しみにしてます(*^^*) (2021年4月25日 22時) (レス) id: c7d3164cef (このIDを非表示/違反報告)
もったん★(プロフ) - (追加)どうやらどこかに禁止ワードが入っていたまま更新してしまったみたいで…それを消さない限り解除出来ないみたいです。言葉足らずで申し訳ないです。読者の皆様の中で見つけた方ここにご連絡ください (2021年3月15日 3時) (レス) id: c140e273f3 (このIDを非表示/違反報告)
もったん★(プロフ) - 何故R 1 8になっているのか原因がポンコツ作者には見つけられないのでわかる方教えてください(汗)(・o・;) (2021年3月6日 11時) (レス) id: c140e273f3 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - すっごく面白くてpart 1から一気によんでしまいました…!敦くんに出会ってどうなるのか楽しみです!これからも頑張ってください!! (2020年11月9日 22時) (レス) id: da5e25c6ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もったん☆ x他1人 | 作者ホームページ:ないのです。  
作成日時:2020年7月29日 1時

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