【ONE PIECE】満月の夜まで (ページ7)

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第６話ページ7

あのあと、ちゃっかりみんなと仲良くなれちゃいました。
マンガ通り、いや、それ以上にいい人たちだったよ。

で、どうやってこっちに来たのか聞いたら、空島から帰ってきて、水面につく直前に渦ができて、そこに飲み込まれたんだって。
空島の後だったのか。てことは、メリー号ギリギリじゃん。よく頑張ってるんだなー。
あ、このことは、家族にはもちろん、誰にも言ってない。言うとめんどくさそうだから。

そして、今は翌日になりました。
で、土曜日です。ルフィたちは、昨日から家作ってます。ナミにしごかれてたな(笑

――プルルルルル

『もしもーし』

ナ【あ、A！今、外出てこれる？家完成したのよ！】

『まじか。りょーかい、今行くね！』

――パタン

『さて、と』

...早くない？
だって、作り始めたの昨日の午後だよ？
ルフィたち、息絶えてる気がするんだけど...大丈夫か。←
あ、携帯番号は、昨日みんなに伝えました。なんと、電伝虫からかけれるらしい。
神様はどれだけ優しいんだ。

『まぁ、いきますか』

外に出ると、ナミがいました。

ナ「A、おはよう！じゃあ、早速案内するわね」

『ん、お願いします』

ナ「まず、入口だけど、あなたの家の庭にしたから」

『え、あ、はい』

さらっとすごいこと言わないでほしいけど、もはやこの人たちに常識は通じないよね。
そして、案内された入り口はほんとに私の庭で、芝生と同化して分からなかった。

ナ「あんまり、人にバレないように出入りするようには言ったんだけど、よかったかしら？」

『うん、その方がありがたいかな』

ナ「そ。じゃあ、中にどうぞ」

『はーい、おじゃましまーす』

入り口と思われるふたを開けて中に入ると、まず見えてきたのはただっ広いリビングだった。

『うわ、ひろ...って、メリー号！？』

そう、リビングの奥に、あのメリー号があったんですよ。
昨日はなかったよね？

ル「おー、A！見てくれよ！昨日家ができたんだけど、今日の朝ここに来てみたらメリーがあったんだよ！」

『は！？家は昨日できたぁ！？』

ル「ん？あぁ。そーなんだ。でな、メリーがいたんだよ！」

いやいや、メリーがいるのにもビックリだけど、家が昨日の時点でできてたのにもビックリだよ。
あんた達何者だよ。大工やるには十分だよ。