二十二話 ページ25
画面の中では秀吉君が加藤君を呼んでいた。今更だけど4対1ってずるくね？上杉君がそれについて加藤君に聞く。
「どうする?加藤、これが旗印戦だぞ。お前も誰かを味方に引き入れなければこの勝負…絶対に負ける。」
「味方なんかいらんくさ。駆け引き 陰謀 一切なし！それが俺の生き方くさ！」
かっっっっっっこよ。男らしすぎません？？？ネタノートに書かなければ.......確か机の中にあったよな。いや、カードフォンに後でメモっておこう。
私がひっそりと心の中で萌えていると加藤君はホールへと向かった。
カードフォンを探しているとみやびちゃんから不意に話しかけられた。
「さえさんも一緒に行きましょう。」
『あ、分かった。』
ていうかみやびちゃんがお願いするのなら絶対に行くわ。今ちゃんの腕の中からするりと抜け出し、信長君の後ろに2人でついていった。
到着したのはホールが見渡せる廊下だった。丁度加藤君も着いたらしく、秀吉君らと会話をしている。
「4対1で、よく来たな？」
「時間がなか、とっととやるくさ。」
「貴様の美意識はカッコいいが、それじゃあ勝てん。」
「ごちゃごちゃうるさいくさ、本当は俺にビビっとっとじゃなかとね？」
「はぁ？」
「あんたたちは全員手負い…そいで本当に俺に勝てると思っとうとか！」
「私一人で十分だ。」
「待て。」
「なんだ？」
「俺にやらせてくれ。」
「は？何を言ってる？。」
「どういうことでしょう？」
「みせてみろ…秀吉。」
「本当にいいくさ？」
「ああ。」
「それじゃ、遠慮なしにやらせてもらうくさ。」
その言葉の通り、向かってくる秀吉君に向かって加藤君は攻撃した。絶対に痛いじゃんそれ。
「痛ったぁ…。」
「普通に殴られてるじゃないか。」
「大丈夫じゃ、見てみぃや！ちゃんと立ち上がってきとる。今、殴られたのは恐らく罠じゃ。」
「なるほど！加藤の気が緩む隙になんかする作戦か！」
「そうじゃ！秀吉は恐ろしく頭の切れ…。」
伊達君らが話している間に二発目を食らってしまっているが、加藤君は躊躇せずに攻撃を続けていた。
「殴られ放題、春のフルボッコ祭りだ。」
「秀吉！もう見てらんねぇよ！」
「来んな！……これは俺の戦いや…！」
「なんで秀吉君は…！」
「俺は…変わるんや……！」
「お前、よか男くさ…！」
「負けると思えば負ける…勝つと思えば…勝つ！！」
「…！あの言葉は秀吉が農民から天下人に成り上がった豊臣秀吉の名言…！」
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針鼠 - 初コメ失礼します。竹中君との絡みが欲しいです。 (2022年10月5日 22時) (
レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - Theオタクさん» そうですよね。分かる方いて嬉しいです！ (2022年9月30日 22時) (レス) id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます！！頑張ってやってみます〜！ (2022年9月30日 22時) (レス) id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 初コメ失礼します｡竹中君が少しヤンデレ気味にしてほしいです｡ (2022年9月30日 22時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
Theオタク(プロフ) - わかるモモンガわかる↩︎ (2022年9月23日 11時) (レス) @page3 id: c8e5603f02 (このIDを非表示/違反報告)
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