検索窓
今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:21,517 hit

【第二部】十二話 ページ15

翌朝は、珍しく全員揃った。マジで何でや。武田君の旗印戦以降ずっと暇だ。というか興味ないから寝てるだけなんだけど。
旗印戦中は放置してくれるんだけど授業となったら二人同時で強くぶっ叩いてくる。痛いんだぞあれ。
あと、皆にそんなに絡んでない。絡んでいるのは上杉君と今ちゃんと幸くんとみやびちゃんだけだ。自分でも思うが少ない。


『はぁ。』


「何、溜息ついてんの?」


『あ、幸くん。』


「いつも思ってたけどその幸くん呼びどうにかならないかな?」


「Aにそれ変えろは無理だろ。」


すぐに今ちゃんが答えた。それはひどいぞ。


『えー、じゃなんて言えばいいのさ。幸村君とか?』


「おい、真田。」


私が喋ったとたん幸くんが今ちゃんに呼ばれて離れていった。小さめの声で軽く話してる。数分後また二人が戻って来た。


「ごめん、やっぱそのままで。」


『え、うん。』


急に真面目な声でそう言われたものだからビビった。え、何?手のひらくるんくるんじゃん。丁度私が話し終えたときにアナウンスが入った。



「新しい旗印が出ました。旗印の内容は。」


【上杉謙信を1時間以内にビートで倒す 緑川裕宇】



何だよビートで倒すって。なんでもありなのか?旗印戦って。どうやって判定すんの?そう思っていたら急にドラムの音が結構な音量で聞こえてきた。うるさっ。二人もそう思ったのか耳をふさいでいた。


『そういや、二人の好きな音楽のジャンルって何なの?私はボカロ。』


「えー、ジャズかな。」


「俺はクラシック。」


『確かに今ちゃんそうだわ。』


「そうなの?」


『そうそう。今ちゃん音楽の授業クラシックがあるときだけは出てたよね。』


いやぁ、昔の事を思い出したなぁ。先生に次の授業何ですかって聞きに行くの結構つらかった。うん。すると、また謎のコスプレをした伊達君が来た。今日はツボらんぞ。


『ねぇ、それ誰?』


「バッハだ。」


「それは、ヨハン・セバスティアン・バッハか?」


「..........そんな名前なのか。」


知らなかったのか。っていうかフルネーム長くね?よく覚えていられるな。黒田君。そして、あの騒がしいドラムの音が止まる。すると、上杉君が琵琶を出すと同時に教室が静かになる。







琵琶?え、本物?古い楽器使うの?戸惑いながらも上杉君の演奏を聞いた。やべぇ、ファンになるわ。

十三話→←作者のお話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (51 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
79人がお気に入り
設定タグ:新・信長公記
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

針鼠 - 初コメ失礼します。竹中君との絡みが欲しいです。 (2022年10月5日 22時) (レス) id: 706a486dc6 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - Theオタクさん» そうですよね。分かる方いて嬉しいです! (2022年9月30日 22時) (レス) id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - 小豆さん» コメントありがとうございます!!頑張ってやってみます〜! (2022年9月30日 22時) (レス) id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
小豆 - 初コメ失礼します。竹中君が少しヤンデレ気味にしてほしいです。 (2022年9月30日 22時) (レス) id: e072502e04 (このIDを非表示/違反報告)
Theオタク(プロフ) - わかるモモンガわかる↩︎ (2022年9月23日 11時) (レス) @page3 id: c8e5603f02 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:こえ x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2022年9月19日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。