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【ななもり。side】
今、Aと一緒に料理を作っている。
ハンバーグは今フライパンの中で焼かれて居る。
ハンバーグはどんな気持ちなのだろうか。
そんな事を考えながら焼き加減を確認為る。
そろそろ聴いても良いのかな?
Aの過去について…
それより、ハンバーグをそろそろ助けても良いかなぁ?
そしてフライ返しにハンバーグを乗せ救出為る。
救出為たハンバーグをお皿に乗っけて盛り付ける。
Aは座って待っている。
ジェノベーゼの時よりは馴染んで来た様子だ。
盛り付けたお皿をAの所へ運ぶ。
『いただきます。』
そう言い、食べ始めた。
俺も食べよ。
「いただきます。」
俺はハンバーグを口に運ぶ。
我ながら美味しい。
Aもちゃんと食べてくれている様で嬉しい。
いつ聴くか…
食べ終わったらにしようかな。
「ごちそうさま。」
俺は食器を運ぶ。
キッチンはまだ少し料理の匂いが為た。
『ごちそうさま。』
そう言い、俺よりも少し遅めに食べ終わったAが食器を運ぶ。
相変わらず細い。
これも過去に関係為るだろう。
食べ終わった後に少し休憩をし、お風呂に入るのがいつものルーティンだ。
だけどAを先にお風呂に行かせる。
出来るだけ早めに寝て欲しいからね。
数十分後、Aがお風呂から上がって来た。
リビングに来たAに俺は問う。
あんまり無理して言って欲しく無いけれど。
「A。」
そう俺が呼ぶと俺の所に向かって来た。
「Aの過去についてきいていい?」
少し不安だったが言わないと何も起こらない。
そう自分に言い聞かせて放った「言葉」だった。
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作者名:ぴぃす_ | 作成日時:2021年4月16日 17時