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#15 ページ16

【Aside】


家を飛び出して、


走り続けて、


見覚えの無いところについた。


薄着で家を飛び出したことに後悔した。


今の私の気持ちを表すかのように雨は強く、


止むことを知らずに振り続ける。


本当はお兄ちゃんのもとに帰りたい。


いや、違う。


なにが?


分からない…


このまま死にたい。


どうしてそう思ったか分からなかった。


私はまた歩き始めた。


気持ちを紛らわすため…きっと





歩き続けたら少し高いビルがあった。


『ここから下りたらきっと私は死ねるかな…?』


屋上から地面を見下ろし言った。


「きっと俺が止めるよ。」


後ろから声が聞こえた。


優しくて、


あたたかい


そんな声が。




【ななもり。side】


「きっと俺が止めるよ。」


そう言った瞬間Aが泣き出した。


このままだとAも俺も風邪をひくので避難した。


Aがまだ死んで無くてよかった…


お母さんに電話をし、車を出して貰った。


「よかった…A…」


目から涙が溢れた。


きっと俺はAが居ないともうダメなんだな…


A、これからも一緒だよ。


ずっと。


いてくれて、ありがとう


大好き




−−−−−−−†††††−−−−−−−


完結まで遅くなってしまいましたが、

最後まで見てくれてありがとうございます。


体調不良で書くことが難しくなったり、

何やカラカラで書けなかったです!


こんな駄作者でも完結できたよ!

ほめてぇぇ!

終わり←#14



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作者名:ぴぃす_ | 作成日時:2021年4月16日 17時

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