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【Aside】
家を飛び出して、
走り続けて、
見覚えの無いところについた。
薄着で家を飛び出したことに後悔した。
今の私の気持ちを表すかのように雨は強く、
止むことを知らずに振り続ける。
本当はお兄ちゃんのもとに帰りたい。
いや、違う。
なにが?
分からない…
このまま死にたい。
どうしてそう思ったか分からなかった。
私はまた歩き始めた。
気持ちを紛らわすため…きっと
歩き続けたら少し高いビルがあった。
『ここから下りたらきっと私は死ねるかな…?』
屋上から地面を見下ろし言った。
「きっと俺が止めるよ。」
後ろから声が聞こえた。
優しくて、
あたたかい
そんな声が。
【ななもり。side】
「きっと俺が止めるよ。」
そう言った瞬間Aが泣き出した。
このままだとAも俺も風邪をひくので避難した。
Aがまだ死んで無くてよかった…
お母さんに電話をし、車を出して貰った。
「よかった…A…」
目から涙が溢れた。
きっと俺はAが居ないともうダメなんだな…
A、これからも一緒だよ。
ずっと。
いてくれて、ありがとう
大好き
−−−−−−−†††††−−−−−−−
完結まで遅くなってしまいましたが、
最後まで見てくれてありがとうございます。
体調不良で書くことが難しくなったり、
何やカラカラで書けなかったです!
こんな駄作者でも完結できたよ!
ほめてぇぇ!
終わり←#14
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作者名:ぴぃす_ | 作成日時:2021年4月16日 17時