#1 出逢い編 ページ2
【ななもり。side】
俺は家に急いで帰る。
何故ってL○NEで母に知らせがあるから早めに帰って来いと言われたから。
どんな知らせだろうか。
引っ越し?
再婚?
色んな事を考えたが思い当たる事はひとつも無かった。
俺は家に着き、ドアを開けた。
そこにはいつもの母と16くらいの少女がいた。
攫い?いや、母はそんな事しない。
母が口を開いて言い出した。
母「この子、A。優斗の妹よ。」
は?何を言っているか理解出来ない。
「どう言う事だ。」
母「えっとねぇ、保護センターみたいな所でこ
の子と遭ってねぇ、本当の親が預からない
なら私たちが育てる権利みたいな物で…」
「あっそ」
母「まぁ、仲良くしてね。」ニコニコ
はぁ?コイツと仲良く?
出来るわけねぇ。
Aねぇ…
俺が見たこと無い程細く、身体中痛々しい痣がある。
俺の予想だがAは虐待を受けていたのだろう。
母「ちょっとお買い物してくるから留守番よろ
しくね〜!」
母は何でも軽々しい対応をする。
俺はそんな母にあんまり似ず、父に似たのだろう。
あんな父親何て大嫌いだ。
あんな奴に俺は似たく無かった。
想い出したくない。この頭からあんな奴の記憶何て滅する事が出来たなら良かったのに…
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作者名:ぴぃす_ | 作成日時:2021年4月16日 17時