第四十六話 ページ47
烏〔今日修がそっち行きます〕
伊〔おー、了解。連絡ありがとな〕
烏〔いえ、よろしくお願いします〕
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というやりとりがあったのが朝。今は昼。メガネくんが来るのが夕方らしい。ちゃんと学校行ってて偉いと思う。そのまま真っ直ぐに成長してくれ
その後お昼ご飯をたべ、昼寝をしてからメガネくんが部屋を訪ねてきた
三「こ、こんにちは…」
伊「お、メガネくん来た〜はいってはいって」
三「お、お邪魔します(伊黒先輩って意外と気軽な人なのか…?)」
伊「飲み物出すからそこらへんテキトーに座っといて」
三「!ありがとうございます。あ、あとこれ宇佐美先輩からのお礼です」
伊「お、じゃあそれ食べながら聞こっかな。机の上置いといて〜」
三「わかりました」
伊「飲み物何がいい?麦茶?緑茶?炭酸とか紅茶もあるけど」
三「どれでも大丈夫です。あ、でもどら焼きだったので緑茶が合うと思います」
伊「おっけー」
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伊「で?メガネくんは何を聞きに来たの?」
三「僕は…1人で点数が取れるようになりたいんです」
伊「なんで?別に空閑が取れてるんだからよくない?それをアシストしていけば?」
三「それだと、もし空閑が落ちたとき何もできなくなってしまいます」
伊「そうだな」
三「だから、僕が強くなって1人で点を取れるようになればその問題は解決すると思うんです」
伊「ふーん。ま、いいんじゃない?この前に誰か聞きに行った?」
三「え?あ、はい。嵐山さんと出水先輩に…」
伊「へー、じゃ、俺が教えることないな。出水達にしごいてもらえ」
三「え?な、なんでですか?」
伊「これはあくまで俺の考えだけど、ボーダーの戦闘員で1番求められることは戦えることだ。でも戦うために必要なトリオンがメガネくんは少ない。普通ならエンジニアとかまず試験で落とされるぐらいね。しかも1番トリオンがいる射手で、機動力があまりない。こんなんじゃすぐに点が取れるようになれない。B級上位は付け焼き刃じゃ通用しない。コツコツ経験値を貯めて、頭使って、体の使い方覚えて…トリオンのこと以外を完璧にしなきゃ点は取れないよ。まぐれはあるかもしれないけどね」
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作者名:くさったたまご | 作成日時:2022年9月5日 6時