第四十五話 ページ46
そんなごろごろする日々を過ごすこと約1週間、最近のブームはランク戦のログをみて、その人のやらかしていたことをそいつが本部に来た時にいじることだ。反応が人によって違って面白い。開き直って堂々としている奴、顔が真っ赤になって狼狽える奴、ランク戦に連れ込もうとしてくる奴、その試合を忘れている奴、静かにやめろといってくる奴…全員面白かった。
そんなことをしていたときである。あるランク戦を見つけた
それは最近のもので、天候が暴風雨とだいぶ特殊な設定だった。そこではなんと攻撃手4位である鋼が落とされていたのだ。これは流石にびっくりした。
そう、このログは今期の第3roundだったのだ。相手が遊真だったが、この前のソロランク戦では6-4で負けていたはずだ。それが初回だったから4本も取れたのだと思っていた。本当は8-2ぐらいだと甘く考えていた。でも違ったらしい。
しかもこのroundで勝ったことにより、玉狛第二のB級上位に入ることが決定したらしい。
…いや、普通にやばい。あれ？こんな簡単に上位に行けたんだっけ？と錯覚を起こすレベルである。
でも、中位と上位ではレベルが格段に跳ね上がる。A級部隊と大差ない部隊も、元々はA急だった部隊もある。そんな部隊には虚をついた作戦なんてよっぽどなことがないと成功しないし。今の空閑だけが強いだけじゃ一生中位のままだ。その人の強みをもっと磨かなければならない。
そう考えの海に沈んでいると携帯の通知がなった。とりまるからだった。
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烏〔俺の弟子に射手とこと教えてもらえませんか？〕
伊〔別にいいけど、何で俺？出水とかでいいじゃん〕
烏〔でも、あいつにとって身近にいる射手の人には全員に見てもらいたいので〕
伊〔そう、いつ来るの？〕
烏〔できれば次のランク戦までに見てもらいたいです〕
伊〔りょーかい。いつでもいいって言っといて。防衛任務が入ってなければ基本いつでも本部にいるから〕
烏〔ありがとうございます〕
伊〔あ、でも来る日の朝までには行くって連絡してきてくれ〕
烏〔了解です〕
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許可はしたものの、俺って何教えればいいんだろう。基本変化弾しか使わないし、そもそも刀主体の万能手だし
ま、いいや。そういうのは来たとか考えよー
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作者名：くさったたまご | 作成日時：2022年9月5日 6時
