八. ページ8
「いいのいいの〜、ぜ、善逸によろしく〜、」
自分に投げられたらたまったものじゃないとAはいつも出さないような、小さな小さな声で彼を見送った。
「ありがとう無一郎。それから、実弥。小芭内。あまり年下を虐めてはいけないよ。」
『ぎ、御意。』
「Aは炭治郎に寄り添ってくれてありがとう。あの子もきっと嬉しかったと思うよ。」
「御館様にそう言っていただけると嬉しいです！こちらこそありがとうございます。」
「フフッ...では、改めて柱合会議を始めようか...」
柱合会議が終わると今夜は奇跡的に任務が誰にもなかったので派手に飯を食べに行こうと天元が提案した。
行くところは毎回天元が決めることになっている。
彼の選ぶご飯処はいつも当たりだからである。きっと嫁を喜ばすために色々な所に連れていくからだろう。
俺は行かないという義勇も、Aにちょっとでもいいから！と押され参加することとなる。
また、無一郎はいつも自分を気にかけてくれるA行くなら行くと参加を決めた。
ご飯処についてからかなり経ち、酔いもそれぞれ少しずつ回って来た頃。
「おい！不死川！お前Aの左手を刺したこと謝ったのか！」
「アァん？んだよ煉獄ゥ！」
「杏寿郎！いいから！実弥さんが頭に血が上ってしょうがなかったのは鬼に恨みをもってるから！で、それは鬼舞辻無惨のせい！だから何も実弥さんは悪くない！以上！わかった！？」
「っむ...すまん」
「いや、俺が悪かったァ。すまない。」
その場にいた全員があの風柱が、謝っただと、！？
という顔をする。
「実弥さんが謝るなんて珍しい！もう全然気にしてないので大丈夫です！ほら、もう血も止まって
そ、そんな珍しいとかいったらまた怒るって、、。と思ったであろう。
しかし実弥はAの手を取り
「傷、残っちまうかなァ。お前は女だから傷つけちゃなんねェのに。本当にすまなかったァ、。」
と、また謝ったのだ。
どうやら相当反省しているらしい。
「いいですって！ほらちっちゃいですけどおはぎ、食べてください！私の御膳に入ってました！」
グッと実弥の口におはぎを押し込むA。
モグモグして、うまい。ありがとう。と小さく呟く実弥を見て頷いている。
これで一件落着。かと皆思いきや、
腑に落ちていない者が一人いた。
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朔夜@朔義(プロフ) - あの〜しのぶさんの苗字は蝴蝶ではなく胡蝶だと思います〜 (2020年7月28日 13時) (
レス) id: a1901964d7 (このIDを非表示/違反報告)
Sunny(プロフ) - かのんさん» 作品を読んで頂き、ありがとうございます。今確認して間違っているところを分かる限り、直しました。変換の段階でミスしてしまっていたようです。ごめんなさい。ご指摘ありがとうございました。 (2020年4月29日 15時) (レス) id: d269d8a8e1 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 蜜璃ちゃんは密ではなく蜜だと思います (2020年4月29日 13時) (レス) id: 828a7545ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2020年4月5日 22時
