三十七. ページ46
「ふぅ、何とか間に合った、、！」
何とか間に合った二人だったが
「さぁ！弁当を食べよう！」
席につくと、杏寿郎はすぐに先程駅で購入した牛鍋弁当を開封し始めた。
彼の大食いは見慣れたもので、寧ろAにとって彼が食事をする光景は好きなものだった。
「うまい！うまいうまい！」
ニコニコと微笑みながら見ている彼女に、杏寿郎は少し不思議そうな顔をして、
「む！Aも食べるといい！うまいぞ！ほら！」
と牛肉を差し出す。
「ありがとう！」
ん〜、美味しいねこれ！と瞳を輝かせるA。
「そーだ！私も弁当買ったんだった！」
自身の弁当を開けて、杏寿郎の好きなさつまいもご飯を差し出す。
「はい、どーぞ！この前の団子とは違って食べ掛けではないから安心してくださーい！」
「む！ありがたい！」
アハッと笑う彼女の箸から大きな口を開けてそれを食べる杏寿郎。
「わっしょい！うまい！それに、俺の好物を覚えていてくれたのだろう？」
「そりゃあそうでしょ！」
当たり前だとまた笑う彼女をよりいとおしく感じる杏寿郎だった。
、
、
、
「うまい！うまいうまい！」
「ええっと、、、あそこだ！Aさーーん！煉獄さーーん！」
もう聞きなれた少年の声がした。
「んっ、」
ゴクンとご飯を飲み込むA。
「その声は炭治郎かな？それから、、善逸の音！！！！伊之助もいるね？」
「っはい！！」
「こっちおいで！ほら早く！」
、
、
、
「うまい！うまいぞ！」
炭治郎が戸惑っているにもかかわらずずーっとうまいを連呼する杏寿郎。
「あの、、分かりました、」
珍しくなだめ方がわからずオロオロする炭治郎が面白くて笑うA。
「アッハッハッ！っ、それにしてもどうして此処に？」
「嗚呼、煉獄さんにお聞きしたいことがありまして、」
「姉さん、それより俺の体を離してくれない？」
「俺もだ！！この金髪野郎！！」
「いや、俺も金髪なんだけどぉぉお？」
「お前は紋逸だろ！！こいつは
「Aっっ！！前にも蝶屋敷で会ってる！！」
「俺は善逸だっ！！」
「ハッハッハッハッ！A！君もまるで彼らと同じ年頃の少女になったようだな！可愛らしい！」
その一言で小さい金髪と、猪は解放された。
「子供扱いしないで！」
「ね、姉さんがまた照れてるよぉぉおどうしよぉぉお！」
「あの、すみません、、」
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朔夜@朔義(プロフ) - あの〜しのぶさんの苗字は蝴蝶ではなく胡蝶だと思います〜 (2020年7月28日 13時) (
レス) id: a1901964d7 (このIDを非表示/違反報告)
Sunny(プロフ) - かのんさん» 作品を読んで頂き、ありがとうございます。今確認して間違っているところを分かる限り、直しました。変換の段階でミスしてしまっていたようです。ごめんなさい。ご指摘ありがとうございました。 (2020年4月29日 15時) (レス) id: d269d8a8e1 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 蜜璃ちゃんは密ではなく蜜だと思います (2020年4月29日 13時) (レス) id: 828a7545ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひよこ | 作成日時：2020年4月5日 22時
