続貴女の話. ページ42
また口付けは深くなって、息がもたない、と彼の厚い胸板をトンッと叩けば唇は離されて、
私は彼に押し倒された。
先ほどよりも熱を持ったその赤色に見つめられると、溶けてしまいそうになる。
おまけに、彼の鼓動まで聞こえてくるものだから、本当にどうにかなってしまいそう。
「...愛いな。」
そんなことを言わないで。
もっと明日が怖くなってしまうでしょう、?
、
、
、
、
もっと、怖いものだと思っていたのに。
初めてのそれは、全くとは言えないけれど痛くなくて、それよりも彼をよりいとおしくかんじさせた。
でも、それと同時に彼を失うのがもっと怖くなって。
耐えきれず、何度も彼の名前を呼べば、
「、っ、A、愛している」
その都度、彼は答えてくれる。その時の彼の心の音は本当に素敵だ。
それに、私の体に花を咲かせてくれるものだから、もうきっと
私の首もとや鎖骨あたりは真っ赤なのだろう。
それもまた、いとおしい。
嗚呼、ずっとこのままでいられたなら。
初めて抱いた、儚い希望を叶わないと知りながらも捨てきれず、
私は彼に愛を伝え続けた。
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朔夜@朔義(プロフ) - あの〜しのぶさんの苗字は蝴蝶ではなく胡蝶だと思います〜 (2020年7月28日 13時) (レス) id: a1901964d7 (このIDを非表示/違反報告)
Sunny(プロフ) - かのんさん» 作品を読んで頂き、ありがとうございます。今確認して間違っているところを分かる限り、直しました。変換の段階でミスしてしまっていたようです。ごめんなさい。ご指摘ありがとうございました。 (2020年4月29日 15時) (レス) id: d269d8a8e1 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 蜜璃ちゃんは密ではなく蜜だと思います (2020年4月29日 13時) (レス) id: 828a7545ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこ | 作成日時:2020年4月5日 22時