二十一. ページ25
「あ、姉上!!!」
久しぶりの煉獄家を満喫したAがそろそろお暇させて頂きます、と立ち上がった時だった。
「ん!どーした千寿郎?」
「ぼ、僕、まだ姉上とお話したいです、!よろしければ、今夜は家に泊まっていってくれませんか、?」
奥義!煉獄!!ではなく上目遣いを出してきた千寿郎。流石煉獄家の息子!!←
「っっいいよ!もちろん!姉さん千寿郎が言うならいつでも泊まるよ??」
かわいさのあまり言葉を一瞬つまらせるA。
「本当ですか??」
、
「駄目だ!」
そのやりとりを見ていた杏寿郎がいきなり大きな声で言う。
「あ、そうだよね!槇寿郎さんにまず聞かないと駄目だ!」
「私は構わんぞ!」
「父上!!ありがとうございますっっ!」
「槇寿郎さん!ありがとうございますっ!」
『やったあ!!』
舞い上がる二人は何をして遊ぼうか、何時まで起きていようか、等とすっかりお泊まり気分で話をしている。
、
「ち、父上!嫁入り前の女性を恋仲とはいえ男の家に泊めるのはあまりよろしくないかと!」
駄目だと言った理由をAに完全に履き違えられて困惑していた杏寿郎が父、槇寿郎に声をかける。
「別にお前だけが住む家ではない。それに、千寿郎があんなに何かをねだるのを見たのは久しぶりだ。泊まらせてやろう。何だか娘が一人増えたようで微笑ましいしなぁ、ハッハッハッ」
そういって槇寿郎は風呂に行く、と部屋を出ていった。
、
「ねー、杏寿郎!千寿郎が今日は三人で寝たいって!」
千寿郎もAも、人の気もしらないで、と言いかけた杏寿郎だったが、
「兄上と姉上と寝られるなんて僕、嬉しいです!!」
と瞳をキラキラさせながらまだ幼い弟が言うものだから
「そうか!」
こう答える他なかった。
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朔夜@朔義(プロフ) - あの〜しのぶさんの苗字は蝴蝶ではなく胡蝶だと思います〜 (2020年7月28日 13時) (レス) id: a1901964d7 (このIDを非表示/違反報告)
Sunny(プロフ) - かのんさん» 作品を読んで頂き、ありがとうございます。今確認して間違っているところを分かる限り、直しました。変換の段階でミスしてしまっていたようです。ごめんなさい。ご指摘ありがとうございました。 (2020年4月29日 15時) (レス) id: d269d8a8e1 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 蜜璃ちゃんは密ではなく蜜だと思います (2020年4月29日 13時) (レス) id: 828a7545ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ひよこ | 作成日時:2020年4月5日 22時