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十二. ページ16

幸い、不死川の刀が刺さったのは本当に左手の小指の下あたり、つまり手のひらの端っこで、すぐにAが呼吸で止血したこともあり左手の機能に問題はないとのことだった。



「良かった!本当に良かった!」
Aの左手を擦りながら喜ぶ杏寿郎。




「なんで杏寿郎がそんなに喜ぶのよ、」




「フフフッですが一応消毒をして、包帯は巻いておきましょうね、その方が治りが早いですから。」


そう言っとしのぶは慣れた手つきで包帯をAの左手を杏寿郎の手から優しく自身の手の上に持ってきて、巻き始めた。




「はい、出来ましたよ」
ニコッと微笑むしのぶ。



「ありがとう、しのぶ」
けがをしていない右手でしのぶの頭を撫でるA。


いきなり頭を撫でられ驚き、照れる表情を見せたしのぶだったが、すぐにいつもの笑顔に戻り、


「そういえば、Aさん、炭治郎くんはここを出て右手に真っ直ぐ歩いていったところの突き当たりの部屋にいますよ。そうそう、貴女の弟さん、でしたっけ?善逸くんもいますy




「善逸もいるの!!!!!!?」



蝶屋敷に響き渡る声を発したかと思えば


流石といったら良いのか、まるで霹靂一閃のように見えない早さで部屋を出ていくA。




「フフッ、Aさんは善逸くんが大好きなん
ですね♪」



「うむ!弟のこととなるとああなってしまうのはよく分かる!」

そう言いながらも小走りで部屋を出ていく杏寿郎。



「フフッ、さ、甘露寺さんに文を書きましょうか」


そういってしのぶはいそいそと文を書く準備をし始めたのだった。






その頃、炭治郎たちの病室では。



「嫌だよぉぉおお飲みたくないよぉお」



「駄目です!飲まないとその短くなった手足がいつまでたっても治らないと何度言ったらわかるんですか!」



「善逸、。アオイさんをそんなに困らせるなよ。」



「でも苦いんだよぉぉお」




「伊之助も、大丈夫か?」



「ウン。ゴメンネヨワクテ...」



と、言う具合に騒がしいやりとりがなされていた。

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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , かまぼこ隊   
作品ジャンル:恋愛
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朔夜@朔義(プロフ) - あの〜しのぶさんの苗字は蝴蝶ではなく胡蝶だと思います〜 (2020年7月28日 13時) (レス) id: a1901964d7 (このIDを非表示/違反報告)
Sunny(プロフ) - かのんさん» 作品を読んで頂き、ありがとうございます。今確認して間違っているところを分かる限り、直しました。変換の段階でミスしてしまっていたようです。ごめんなさい。ご指摘ありがとうございました。 (2020年4月29日 15時) (レス) id: d269d8a8e1 (このIDを非表示/違反報告)
かのん - 蜜璃ちゃんは密ではなく蜜だと思います (2020年4月29日 13時) (レス) id: 828a7545ca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひよこ | 作成日時:2020年4月5日 22時

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