君がいい。3〔Kei.I〕 (ページ18)

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お昼の12:30を回った頃、スマホが震えだす。

私は高鳴る胸を抑え、なるべくいつも通りに電話に出る。

「もしもし」

慧『もしもし、結果分かった？？』

1週間程前に緊張の受験を終え、今日の9:30にインターネットで結果が発表された。

「うん、もう見たよ」

慧『どうだった？？、』

「けっかはー、、合格でした！！！！」

慧『え？！、ほんとに？！、。おめでとうーー!!!!』

慧の驚いた声の奥で「え！合格？！」「おめでとー！！」といろんな声が祝福してくれているのが聞こえる。

慧『今ね、雑誌の撮影でメンバーも一緒なんだけど、みんな祝福してる笑笑』

「ありがとうございますー！って伝えて笑」

慧『うん笑』

その後も、何度も何度もおめでとうを言ってくれる慧に、本当に応援してくれてたんだなぁと改めて実感する。

「なんか、自分の合格発表の時よりも喜んでない？笑笑笑」

慧『もう、断然Aの合格の方が嬉しい笑笑笑笑笑笑』

「それは違うでしょー笑」

こんなに嬉しそうな慧は本当に珍しかった。

私も何度も何度もありがとうと言う度に慧と同じ大学に合格したという実感が強くなっていった。

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