今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:5,222 hit
小｜中｜大
101. ページ1
・
菜穂 「椎名先輩！」
12月が始まったばかり少し肌寒い放課後の昇降口に響く私の名前。
「おぉー！どしたー？」
菜穂 「一緒に、、帰りたいです」
「え、いいけど…」
いつもの、後輩とは思えないほどの馴れ馴れしさは無くやけに改まった言い方。
・
「なんか、今日元気なくない？笑」
菜穂 「そんなことは、、」
「なんかあった？」
菜穂 「ありすぎて、何から話していいか、、、」
「え、なに？笑」
きっと慧の事だろう…。
2度目の告白でもしたくなったのかなと予想を立てる。
菜穂 「ごめんなさい！！！！！」
突然ぐるっと私の方を向き約90℃、直角に腰を曲げ謝る菜穂。
「ちょ、なに？！、どういうこと？、」
菜穂 「わたし、伊野尾先輩と椎名先輩が付き合ってること知ってました。」
え、っと小さく漏れた声とともに鼓動が早くなるのを感じた。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 24人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：向葵 | 作成日時：2018年1月7日 22時
