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「行ってきます!!」
黒瀬璃磨は勢いよく家を飛び出した
いつもは重い足取りで通っていた道も今日は走れるくらいに気分がよかった
なぜなら璃磨は今日から待ちに待った高校生活が始まるからだ
可愛い制服を着て、かっこいい先輩を見つけて、そして人生初の彼氏を…
なんて夢は初日から崩された
璃「なんでこんなに制服そっくりなわけ!?かっこいい先輩!?同級生!?みんな見慣れ過ぎててなんも感じないんだけど!?」
机に突っ伏して嘆いていると後ろから
「あたりまえじゃんwウチら中高一貫校だよ??wなんのために中学受験したのwあ、でもところどころいるじゃんw高校からのメンツw」
そう言ったのは小学校からずっと一緒にいる『橘華歌』
璃「でもさ!?見てごらんよ!イケメンどこ!?居ないじゃん!初めて見る顔全部The机friends!!」
華「なにwThe机friendsってwwwしょうがないでしょwこの学校頭いいんだしw」
璃「ぜんっぜんだめ!!華歌には夢ってもんがない!!そこはさ!?中高一貫校とはいえ高校になったんだから夢抱かないと!!」
高校生になっても何の代わり映えもない会話をしていた
そして暫く『強いて言うなら唯一変わったのは勉強の難易度』というような高校生活を送っていた
変化は突然やってきた
先生「はい!みんなおはよう!高校生活にもだいぶ慣れてきただろう。
と、まあここでこの飽きてきているであろう高校生活を変えてくれるかもしれない転校生がいる
はいっていいよー」
この転校生が璃磨にもある意味刺激をあたえることになる
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作者名:ひなたろ | 作成日時:2016年7月21日 21時