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【第33話】 ページ36

あの後私はカップ麺を完食し、るぅと君に、お風呂入ってきていいですよ!と言われ、有難くお風呂に入らせてもらい、現在洗面所で服を着ている所である。

といってもパジャマや部屋着等の服は全部家に置いてきてしまったので、サイズ的に一番近い莉犬君の服だけど。

そう言えば、これからどうしよう。

一応家の鍵は持っているけれど、明日帰った所でまた追い出されてしまうだろうし。

でも他に家に住まわせてくれるような親戚も知り合いもいない。

かと言ってずっとこの家にいるのも悪いし…。

私は、どうしようかなぁと考えながら、莉犬君に借りた服を着て、タオルでぱぱっと髪を拭く。

そしてお風呂を案内された時、るぅと君に、ドライヤーも使ってもらって大丈夫ですからね、と言われたのを思い出し、どこか申し訳ない気持ちになりながらもドライヤーで髪を乾かした。

私はふぅ、と息をつき、洗面所を出る。

そして廊下を歩き、リビングの扉を開けた。

「お風呂空いたよー…。」

私がそう言うと、じっ、と皆の視線が私に集まった。

「……えっ。」

あまりに皆がじっくりと見てくるので、何かついているのだろうか、等と心配になり、そんな声を上げてしまう。

けどその私の声で我に返ったのか、皆いつもの表情に戻り、各自さっきまでしていたのだろうゲームを再開したり、お喋りを再開したりした。

何だったのだろうと思いながら、私も皆の方へ歩き、適当な場所に腰を下ろした。

莉「Aちゃん、服のサイズどう?」

元いた場所から私の隣に来て、腰を下ろした莉犬君は、可愛らしく首を傾げて私にそう聞いてくる。

「あ、うん、ピッタリだよ!」

莉「そっか!ならよかった!」

私がそう言うと、ニコッと莉犬君は眩しい笑顔を見せた。

可愛い子だなぁなんて思いながら私も莉犬君に笑い返す。

すると、ななもり君が私に言った。

な「あっ、そう言えば、Aちゃんがお風呂に行ってる間に皆で話し合ったんだけどね?」

私はななもり君の言葉に、うん、と軽く相槌を打つ。

な「……Aちゃん、これから俺達の家に住まない?」

「……え?」

驚いて思わずななもり君の方を見る。

すると、ななもり君はいつもの優しい笑顔を私に向けてくれていた。


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くりボッチ - 続き気になるので頑張ってください!!無理しないでくださいねヽ(´ー` )ノ (2021年8月2日 19時) (レス) id: 7d59f0ef3f (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。(プロフ) - ひなさん» 続き気になる...更新楽しみにしてますよ!!!応援します! (2019年10月13日 22時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - すごい面白いですね 次の更新も楽しみに待っています (2019年9月16日 21時) (レス) id: 8a1a177507 (このIDを非表示/違反報告)
運子 - 何でこんなに面白いんですか?え?何で?何でだよオ゙オ゙オ゙オ゙オ゙オ゙。。。スイマセン (2019年7月30日 0時) (レス) id: 794c83e2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん丸 - え????おもろい( ゚д゚)更新がんばってくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁい! (2019年7月26日 18時) (レス) id: bd2dd5a67e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2019年4月22日 16時

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