【第7話】 ページ10
(Aside)
お経のような先生の話を右から左へ綺麗に聞き流しながら、私は窓の外をぼーっと眺めていた。
まぁHRだし、聞いてても聞いてなくても同じでしょ。
授業だとしても聞いてないけど。
そんな事を思いながら私は、くあぁ、と盛大な欠伸をした。
そしてそのまま、はぁ、とため息をつき、再び窓の外の景色を眺めていた。
すると、さっきまで聞き流していた先生の言葉が、ワンフレーズだけすっ、と耳に入ってきた。
"今日は転校生が来ています。"
という言葉だった。
転校生なんて珍しい。そんな事を思いながら、私は頬杖をつく。
すると、隣の席に座っている子に肩をつんつんとつつかれた。
「ん？」
私が小さな声でそう言ってそちらを向くと、ライチ色の髪を下の方で二つに縛っている私の友達、りおながこちらを見ていた。
り「聞いてた？転校生だって、珍しくない？」
りおなは先生に聞こえない程度の声で私にそう言った。
さすが、思うことが同じだ。
「それ私も今思ってた。どんな子なんだろうね？」
私は適当にりおなにそう返し、目線を前に向けた。
先「えー、転校生は六人いますが、皆さん仲良くしてくださいね、喧嘩等も起こさないように。」
まぁまぁなヤンキー学校ということもあり、先生も事前にそう注意する。
それに対してクラスメイト一同は、だるそうに適当な返事を返す。
その反応に、先生は呆れたようにため息をつくと、声を張って、「入ってきてください」と、廊下にいるのであろう転校生一同に声をかけた。
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くりボッチ - 続き気になるので頑張ってください！！無理しないでくださいねヽ(´ｰ｀ )ﾉ (2021年8月2日 19時) (
レス) id: 7d59f0ef3f (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。(プロフ) - ひなさん» 続き気になる...更新楽しみにしてますよ!!!応援します！ (2019年10月13日 22時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - すごい面白いですね 次の更新も楽しみに待っています (2019年9月16日 21時) (レス) id: 8a1a177507 (このIDを非表示/違反報告)
運子 - 何でこんなに面白いんですか？え？何で？何でだよｵﾞｵﾞｵﾞｵﾞｵﾞｵﾞ｡｡｡ｽｲﾏｾﾝ (2019年7月30日 0時) (レス) id: 794c83e2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん丸 - え？？？？おもろい( ﾟдﾟ)更新がんばってくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁい！ (2019年7月26日 18時) (レス) id: bd2dd5a67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2019年4月22日 16時
