【第20話】 ページ23
る「お茶入れたので、良かったら飲んでくださいね。」
そう言ってるぅと君は優しく微笑み、机にコトン、とお茶の入ったコップを置く。
「ありがとう…。」
私はそう言ってるぅと君に微笑み返した。
あれからしばらくして六人の家に着き、今はリビングルームらしき所のソファに、ななもり君と向き合って座っている状態だ。
もちろん他の五人もいる。
私はるぅと君に入れてもらったお茶を一口だけゴクリと喉に流し込む。
そして再びコップを机の上に置くと、ななもり君は話を始めた。
な「…俺達、実はAちゃんのお父さんと関わりがあるんだけど……いきなりこんな質問でごめんだけど、Aちゃんは、お父さんが亡くなった原因、なんて聞いてる？」
「……え？」
ななもり君の口から紡がれた言葉に、私は酷く困惑した。
ななもり君達が私のお父さんと関わりがある？
なんで？
お父さんが亡くなった原因？
なんでそんな事聞くんだろう。
困惑する頭を私は必死で整理して、取り敢えず質問に答えなければ、と冷静を取り戻す。
「えっと……事故だ、って聞いてる…。」
私がそう言うと、ななもり君は優しい表情で、うんうん、と相槌を打ってくれる。
な「そうだよね。でも実は、Aちゃんのお父さんは事故で亡くなったんじゃないんだ。」
ななもり君がそう言うと、他の五人は表情を暗くして俯いたり視線を逸らしたりした。
な「本当は……」
ななもり君はそう言ったきり、俯いてしまって言葉を発せそうになかった。
それを見兼ねて、代わりだとでも言うようにジェル君が口を開く。
ジ「Aちゃんはさ、お父さんが何の仕事しとったか知っとる？」
な「……ジェル君、ごめん。」
ジ「ええよええよ。……一番慕っとったもんな。」
ジェル君がそう言ってななもり君に優しく笑いかける。
な「……ありがとう。」
ななもり君はジェル君に力なく笑ってそう返した。
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|´-`)ﾁﾗｯ
こんにちは、ひなです。
なんとお気に入り登録者数が100人を突破しました…!!
ホントにありがとうございます!とっても嬉しいです。
コメントをくれた方もいらっしゃって、とてもとても嬉しかったです!
これからもこんな感じのペースではありますが頑張っていきますので、引き続きこの作品を宜しくお願いします。
では(*´ ³ `)ﾉ
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くりボッチ - 続き気になるので頑張ってください！！無理しないでくださいねヽ(´ｰ｀ )ﾉ (2021年8月2日 19時) (
レス) id: 7d59f0ef3f (このIDを非表示/違反報告)
赤猫君。(プロフ) - ひなさん» 続き気になる...更新楽しみにしてますよ!!!応援します！ (2019年10月13日 22時) (レス) id: 8740c32d82 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - すごい面白いですね 次の更新も楽しみに待っています (2019年9月16日 21時) (レス) id: 8a1a177507 (このIDを非表示/違反報告)
運子 - 何でこんなに面白いんですか？え？何で？何でだよｵﾞｵﾞｵﾞｵﾞｵﾞｵﾞ｡｡｡ｽｲﾏｾﾝ (2019年7月30日 0時) (レス) id: 794c83e2e4 (このIDを非表示/違反報告)
ぷりん丸 - え？？？？おもろい( ﾟдﾟ)更新がんばってくださぁぁぁぁぁぁぁぁぁい！ (2019年7月26日 18時) (レス) id: bd2dd5a67e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2019年4月22日 16時
