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蓮の優しさが痛い ページ33
時間だけと約束して出てきたふっかさんの家。
彼女が部屋の玄関を開けてくれて。
「辰哉くんはちょっとお出かけしてる」
って言うから、リビングで話をさせてもらうことにした。
「蓮……ごめん」
「Aが謝ることじゃないでしょ。
とりあえず顔見れてよかった」
そう言って抱きしめると、少しだけ身体が固くなる。
抱きしめたまま、背中をぽんぽんってして。
なるべく穏やかに、彼女の耳元で話しかける。
「Aにとって、辰哉くんは特別だったって分かってるから。
今は俺のことは置いておいて、ちゃんと2人の答えを出してくれたら
それでいいよ」
「でも、それってズルくない？」
「まぁ、ズルくても俺がそれでいいって言ってるんだし」
「ん……」
「悩むほどには俺のことを意識してくれるようになったんだなって
思ったら、頑張って落とそうと思った」
「……強いね、蓮」
まだ迷ってる気持ちが分かるからこそ……→←決められない気持ち
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るん - お話読ませていただきました！すごく胸がぎゅっとするお話でほんとに深澤くんの彼女になった気分になりました。続きも楽しみにしています！！ (12月6日 14時) (
レス) @page39 id: d54cd6638a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2023年2月16日 11時
