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彼女とモラトリアム 紫side ページ28
デロデロに甘やかして、何も考えられないようにして。
彼女が事件のことを考えられないように、
そんなことを気にする余裕なんてないようにしてみたけど。
「たつやくん……」
「どした？」
「なんか眠れない」
「そっかぁ。おいで」
「……」
「ふはっ……なんもしないって」
「ほんとに？」
「さすがに今の状況で手は出せないよ？」
「好きな人居るし？」
「え……それまだ言う？」
「だって、分かりにくい言い方したの、辰哉くんだもん」
「ごめんってば」
「ただ……答えはまだ出せないから……」
「今はねー、なんだろう。お兄ちゃんみたいな気持ちで？」
「私の方が年上なんだけどな……」
「今日は甘やかしたい日なの。ほら、ね？」
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るん - お話読ませていただきました！すごく胸がぎゅっとするお話でほんとに深澤くんの彼女になった気分になりました。続きも楽しみにしています！！ (12月6日 14時) (
レス) @page39 id: d54cd6638a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2023年2月16日 11時
