俺にできること、君を思うこと 黒side ページ37
「……なんかあったんだよなぁ、絶対」
「目黒、どうかした？撮影、キツい？」
仕事じゃない悩みを誰かに言うことはめったにない俺が、
ちょっとだけ弱音を吐くと皆は”相当ヤバい状態”として認識する。
それは間違ってはいないんだけど。
「岩本くんだったら、彼女が他の人のことを忘れられなさそうだったら、
ちゃんと手放してあげますか」
「それは……難しいよな。でも本当なら手放してあげるべきところでも、
たぶん、俺はできない」
「……ですよね」
「囲い込んで、俺だけを見てもらうように必死で頑張って。
頑張り切っても無理だった時には、相手が戻ってきやすいようにして、
手放すことも検討するかもしれないけど」
「……」
「ま、したいようにしたらいいと思うよ、俺は」
岩本くんは多分、誰よりもいろんなことを分かっていて。
それでも変に関わってきたり、何かを変えようとしてきたりはしない。
しないけど……たぶん、俺が仕事に影響するようになったら、
リーダーとして言わなきゃいけない立場だから、見守って、
注意深くその一線を越えてないかを、確かめてくれてる。
それは冷たいビジネスライクなそれではなくて。
きっとふっかさんのような優しさとはまた違う優しさが芯にあるような。
そんなものなんだと思う。
寂しさの裏側に 黒side→←君との距離がわからない 紫side
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ひな(プロフ) - ビルスさん、ありがとうございます！初コメント、感想を頂けて嬉しいです！メインがふっかさんなので、やっぱりそこのご要望は汲んで行けたらと思ってます！ありがとうございます！ (2023年2月8日 10時) (
レス) id: d3c82ded38 (このIDを非表示/違反報告)
ビルス(プロフ) - こんにちは。読ませていただいてます。でも最後はふっかと戻ってほしいです。願望… (2023年2月8日 7時) (レス) id: e2c763f4f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2023年2月7日 13時
