今はまだいっぱいいっぱい ページ35
「蓮、ごめん。体調崩しちゃって。今の時期の蓮にうつしたら
嫌だから、しばらくはお家に行けなさそう」
昨日の夜、辰哉くんの家から帰って来て。大ちゃんは優しかったけど、
やっぱり気持ちは切り替えられなくて。
「年上だし、もうアラサーなのに、弱いままだな」
って独り言は、誰にも聞こえるはずもない。
蓮からはすぐ「分かった。何か欲しいものがあったら言って」って返ってきたけど。
この泣きはらして腫れた顔を見せないで済むだけでも、気が楽だ。
「……思ってたよりもショック大きいな」
あの頃の彼よりもちゃんと大人になってた。
あの頃の彼と同じように優しかった。
あの頃の彼とは違って別に大切な人が出来てた。
自分から手を離したのに、突きつけられると辛い現実。
あれだけ素敵な人だから、本気を出したらどんな人とでもうまくいきそうな気がする。
っていうのは、彼に対して理想を抱きすぎかもしれないけど。
あの頃、私に好きって言ってくれなくて不安になったように、
ちゃんと好きって言わずに不安にさせないであげて欲しい。
あの頃、優しく撫でてくれたあの手の優しさを、
ちゃんと新しい人には……なんて今は、思えないけど。
君との距離がわからない 紫side→←一番怒らせちゃいけないひと 緑side
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ひな(プロフ) - ビルスさん、ありがとうございます！初コメント、感想を頂けて嬉しいです！メインがふっかさんなので、やっぱりそこのご要望は汲んで行けたらと思ってます！ありがとうございます！ (2023年2月8日 10時) (
レス) id: d3c82ded38 (このIDを非表示/違反報告)
ビルス(プロフ) - こんにちは。読ませていただいてます。でも最後はふっかと戻ってほしいです。願望… (2023年2月8日 7時) (レス) id: e2c763f4f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2023年2月7日 13時
