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君の定位置がここになればいい ページ15

ベッドルームの扉を開けると、本に夢中になっている彼女。
「お待たせ」
「ん、本読んでたらあっという間だった」
「今日は何読んでるの?」
「翻訳者の方のエッセイ」
「へぇ……面白いんだ?」
「うん!言葉の選び方って、やっぱりセンスなんだなぁって
 思っちゃった」
「Aは小説を書くときに影響されたりしないの?」
「影響が全くないとは思わないけど……
 でもそこまで影響されることはないかな」
「そうなんだ」

ベッドにそっと入って、彼女を足の間におさめて。

「俺も読んでみたい」
「じゃあ、この辺とかどう?」
「どういうところが良いなって思ったの?」
「なんだろう、国によって言葉の違いで
 こんなにも印象が変わるんだなとか」

「そっか。そうやっていっぱい感じたことを詰め込んだのが、
 あの小説なんだ」
「そう思ってもらえるのは嬉しい」

覆いかぶさるようにして、体を預けてみる。
こうしてみても彼女はとても小さく感じる。

「ねぇ、Aはさ……
 俺とのこれも、小説に書いちゃうの?」

と耳元でささやいてみる。
ぎゅっと体を固くして。

いっぱいいっぱいの彼女をそっと倒して。

「寝よっか」
って明かりを消したら、疲れも限界だったのか
すぐに意識が飛んで行った。

不在の彼女と不在の心→←お風呂上がりの女の子はズルいほど可愛い



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ひな(プロフ) - ビルスさん、ありがとうございます!初コメント、感想を頂けて嬉しいです!メインがふっかさんなので、やっぱりそこのご要望は汲んで行けたらと思ってます!ありがとうございます! (2023年2月8日 10時) (レス) id: d3c82ded38 (このIDを非表示/違反報告)
ビルス(プロフ) - こんにちは。読ませていただいてます。でも最後はふっかと戻ってほしいです。願望… (2023年2月8日 7時) (レス) id: e2c763f4f9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2023年2月7日 13時

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