おはようはきみと 桃side ページ6
「おはよ……あれ？にゃーさんたちいらっしゃるから、
おうち帰らねばなのでは？」
と寝ぼけた顔で起きてきた彼女。
昨日の晩に眠ってしまった彼女の頭を撫でながら、
うちの子たちのお世話に帰った後で、とんぼ返りで
彼女の家に帰ってきて、新作を読み終える。
「なんかこのキャラ、俺に似てる気がするんだけどなぁ……
ふっかに似てるのも居るし。
どっかリアルとリンクしちゃうんだろうな」
恋愛ものを書くのは苦手という彼女は、
メンバーの元彼女でもあるけれど、
俺の大好きな作家さんでもあって。
そんな彼女のためになることがあるなら、
出来ることがあるならしたい。と
アニメ化の時に声をあてさせてもらってから
ずっと積極的に関わってきた。
起きてきて、まだ頭がぼーっとしているのか、
ほわんとした彼女は
「シャチさん、ツナさんごめん……」
とぽやぽやした空気のままで呟いていたから、
ふざけて俺にはー？って聞いたけど。
その時に、ほわっと笑って。
ありがとうって言ってくれたから。
俺はこのまま傍に居られたらいいなー。
2人でいる時間が好きだなーって改めて思ったけど。
彼女が「大ちゃん、ありがとう！」って
抱き着いてきたのには驚いた。
普段から仲良くなったら、
ちょっとスキンシップ多めの人だなぁとは思っていたけど。
俺のことは全く男性として意識してない
証拠のような気もして、複雑で。
猫アレルギー大丈夫？なんて返してしまった俺は
可愛くない。
だけど……ちょっと切なかった。
俺は”辰哉くん”のように、
彼女が思い出して微笑むような存在ではなくて。
ちょっと悲しくて目が潤んでしまったのは、
彼女にはきっとバレていないはず。
じっと見てみたけど、
さほど反応もなくて悲しくなるくらいだった。
ゆらゆらの気持ち 桃side→←大好きを伝えても友達でいられるふたり
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ひな(プロフ) - きらさん» きらさん、教えて下さりありがとうございます！スマホで更新した際に触れてしまったようです。解除しました！ (2023年2月3日 11時) (
レス) id: d3c82ded38 (このIDを非表示/違反報告)
きら(プロフ) - オリ.フラ立ってますよ！違反報告されてしまう前に解除お願いします (2023年2月3日 10時) (レス) id: 0df082814a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひな | 作成日時：2023年2月1日 17時
